三次救急病院の外科病棟で働いている時に、目まぐるしく変化する状況の中で患者さんやそのご家族のこころのケアが置いてけぼりにされているように感じました。そこで患者さんとその家族のこころのケアをしたいと考えて精神科単科病院へ異動しました。精神科病棟で勤務していると、病状は安定していても退院できない方が多くいることを知り、そのもどかしさや、どのような支援が必要なのかを考えるようになり、こころのケアを深く学ぼうと大学院に進学しました。大学院で学びを深めていく中で、こころの病気はどのような人でも罹り得ることや、人と人との繋がりの大事さを再確認いたしました。そして、住み慣れた場所で自分らしく過ごすことこそが、人々のエンパワメントを高め、リカバリーに繋がるのだと考えるようになりました。そのため、全ての人が住み慣れた街で自分らしく暮らせることを支えるために訪問看護事業を始めようと決意しました。
-経歴-
2011年 順天堂大学医療看護学部 卒業
2011年 順天堂大学医学部附属浦安病院 混合外科病棟勤務
2014年 順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院 精神科閉鎖病棟勤務
2019年 順天堂大学大学院医療看護学研究科 修了(看護学修士)
2020年 訪問看護ステーションたいわ 設立に携わる